OCEAN QUEEN

f:id:oy3824:20160303110719j:plain

OCEAN QUEEN・・・トルコのヨーロッパ側とアジア側を隔てるボスポラス海峡を航行するタンカー。この後ろについて黒海に抜ける。この海峡は船長.200m以上のタンカーは、昼間のみ最低 90 分の間隔をあけたうえでの一方通行です。 

抜けた先の黒海にはロシアの黒海艦隊が駐留しています。このボスポラス海峡国際海峡ですので船舶は自由に航行できます。潜水艦は浮上航行が条件ですが、この海峡を潜行して抜けるのは危険ですね!。

ボスポラス海峡と潜水艦と言えば、映画「007ワールド・イズ・ノット・イナフ 」でロシアの原子力潜水艦と、奪ったプルトニウムを使い、ボスポラス海峡を核汚染させ・・・・の話でしたね。

黒海と潜水艦と言えば、題名が思い出せないのですが、旅客機の中でうつらうつらと観たB級映画がありました。映画後半、第二次世界大戦末期、聖杯(聖杯伝説などでよく映画の題材になるやつ)を隠し積んだ潜水艦Uボート(敗戦を察知したドイツ軍大将が、聖杯をUボートで持ち逃げしょうと企てている。)をいろんな人を巻き込みながら主人公が盗み、ボスポラス海峡を潜行して抜けアメリカを目指す。潜水艦内でフライポテトを揚げる器を聖杯(ただの器と思い)で作る。無事アメリカに渡りハンバーガ屋(マクドナルド?)を開店成功・・・めでたしめでたし!。

その時代、ドイツ潜水艦Uボート黒海に居たのか疑問だったので調べてみた。

第二次世界大戦ではトルコが中立であったため、枢軸国(連合国と戦った諸国)はボスポラス海峡経由で艦艇を黒海へ送ることは出来なかった(モントルー条約)。しかし、小型の艦艇は鉄道や運河を使用して黒海へ送られた。1942年には6隻のUボートII型が分解されてコンスタンツァへ運ばれ第30Uボート戦隊として作戦行動を行なった。

なるほど、このドタバタ映画真実かもしれない・・・・・。